実る程こうべを垂れる稲穂かな

思ったことを気まぐれに書きます

リフレッシュ目的で一時保育を利用してみた話

もうすぐ1歳5か月になる息子を一時保育に預けてみたので、預けるに至った経緯と利用のための手続き、利用してみた感想などについて記録してみようと思う。

 

私自身、優柔不断な性格で、新しいことを始めるにあたって調べて調べて調べまくってやっと納得して取り掛かるタイプなので、一時保育も例に漏れずインターネットで調べまくった。

しかしながら、やっぱり生の声に勝るものはなくて、結局公園で出会った他のママさん1名にお話を聞いたのが私の場合は最大の後押しになった。

ママ友というものはめんどくさそうで作りたくはないのだが、公園でのちょっとした出会いや立ち話を情報源としてうまく活用するのはアリだなと思った次第。

 

というわけで、私の経験が少しでもなたかの参考になればと思いブログに残すことにした。

 

 

 

 

一時保育を利用しようと思った理由

一時保育に預けようと思った理由は主に以下の2つ。

①集中して仕事がしたい

②リフレッシュ

 

①集中して仕事がしたい

私は個人事業主として在宅で仕事をしているのだが、現段階ではガツガツ働くほど仕事があるわけでもなく、また、仕事をいただいたとしてもガツガツ働ける状況にない。

ただ、仕事を振られた場合や定期的に依頼されている仕事については、しっかり時間を確保して集中して取り組みたい。

 

こうした状況なので、月に最大15日預けることのできる非定型の一時保育(就労証明書が必要)を利用するほどではなく、月に最大3日預けることのできる私的理由の一時保育でとりあえずいいだろうという判断で利用することにした。

 

②リフレッシュ

もちろん仕事だけでなく羽を伸ばしたいという理由もある。

私的理由なので仕事をしようが、家で寝ようが、遊びに行こうがなんでもいいわけなので、今後は預けて映画を観に行ったり、夫とデートしたりできればいいなと思っている。

 

 

一時保育の申し込みに至るまで

決断までに半年かかった

前述のとおり、私は優柔不断な性格なので、一時保育の申し込みを決断するまでに半年ほど掛かった。

 

こんなに時間が掛かった理由は次の3つ。

①息子を預けなくてもどうにかなる状況にある

 

②申し込み⇒面接・手続き⇒持ち物の準備⇒予約⇒利用という、実際の利用までのハードルが高く感じた(めんどくさかった)

 

③インターネットで調べると、なかなか予約が取れないという情報があったので、②のようなめんどくさい手順を踏んでも実際に利用できないなら意味がないと思った

 

ぶっちゃけ①が最大の理由。

仕事が立て込んで預けるしかない状況だとしたら迷う余地はなかったのだが、息子が寝ている間や夫が休みの時などに合間を縫ってこなせる仕事量だというのが、②のめんどくささと相まって言い訳になっていた。

 

③については、公園で出会った同じ保育園の一時保育を利用したことのあるママさんに聞いたところ、「予約取れましたよ」とのだったので、「意外といける…?」と思えたのが大きかった。

 

最大のきっかけ:息子の成長

そして、一時保育を利用しようと強く思うようになったきっかけは、息子との時間を持て余しているように感じ始めたから。

 

1歳を過ぎ、体力もつき、好奇心も旺盛で人も好き。

 

自宅保育だとおもちゃや遊び、散歩コースなどがどうしてもマンネリ化してくる。

 

新しいおもちゃや遊具を見れば目を輝かせながら遊び、散歩中におじいさんやおばあさんに話しかけられればニコニコ手を振り、子供が遊んでいるところに混ざりたがる。

そんな様子の息子を見て、私や夫とだけ関わるのではもったいないと思うようになった。

 

夫が休みの日には、動物園や水族館、広い公園などできるだけ色々なところに連れて行くようにはしているが、1歳の子どもを連れて入れる施設はそう多くない。

 

また、何より私たち親以外との関わりをもつことが難しい。

年に数回、正月や夏休みなどに親戚と会うことはあるが、日常的に関わる機会はない。

幼稚園に入園するまで基本的には自宅保育をするつもりだが、保育園に通っている子どもたちとあまりにも環境が違い過ぎるのは少し気がかり。

 

社交的な息子なら初めての保育士さんや子どもたちともきっとうまくやれる。

そう思い、やっと重い腰をあげて申し込むに至った。

 

 

一時保育の申し込み

電話→面接

まず、希望する保育所の一時保育専用ダイヤルに電話して、面接の日程や利用希望日を調整。

面接の予約と同時に、次月の利用の予約もするのだが、月の半ばを過ぎた頃だったためすでに予約がいっぱいで、キャンセル待ち1番目の日に予約をお願いした。

利用希望日の前月の始めから予約が可能なのだが、予約開始と同時に申し込むくらいでないとすぐにキャンセル待ちになってしまうようだった。

おそらく非定型や緊急の枠を確保するために私的理由の枠はかなり限られているものと思われる。

 

面接の前日までに書類を受け取り、記入して面接当日に持参。

面接では、もう1組0歳児の親子もいて、一緒に説明を聞いた。

栄養士さんとは食事のこと、看護師さんとは成長発達の度合い、体調のことなどを話し、園長先生からは利用時間や利用方法、持ち物などについてのお話があった。

説明の間、息子は用意されていたおもちゃで遊び、時々保育士さんが相手をしてくれていた。

この日も息子はニコニコご機嫌で、帰り際には私が抱っこしているにもかかわらず、保育士さんに抱っこをせがむ始末。

昨今、保育園での問題が色々取りざたされているが、職員の皆さんは優しそうな方たちばかりで安心した。

 

利用料

利用料は、平日1日の利用で、2665円(給食費込み)。

通常保育に比べればもちろん割高だが、ベビーシッターを利用するよりははるかに安い。格安。

 

そして、今月から支払い方法がキャッシュレスも可になったと知り、感動。

現金払いを覚悟していたので何よりも驚いた。

こんな半端な金額の現金を毎回用意するの地味にしんどいので助かる。

それに現金はおつりの間違いもよくあるのでお互いに不幸しかない。

ありがとう、キャッシュレス。

 

 

申し込みから利用まで

最初の電話で利用日を2日分決めていたのだが、どちらもキャンセル待ちということで、そうそうキャンセルする人なんていないだろうと思い、ちまちまと準備していたら前日の14時半頃に電話があり、キャンセルが出たので明日利用しますか、と確認され少々驚きつつも利用する旨を伝えた。

 

利用するにあたって、利用申込書の記入が必要とのことで、基本的には前日までということだが、当日朝でもよいとのこと。

時間がなければ当日にするところだったが、ちょうど散歩に出かけるタイミングだったので電話の後すぐに保育園へ行き、利用申込書を記入。

 

持ち物の準備がほとんどできていなかったので、その夜大慌てで準備した。

給食で使うエプロンは、自宅で使用しているもの(紙の使い捨てエプロン)でも良いようだったが、他の園児たちはフェイスタオルの中央にひもを縫い付けたものを使用するらしく、皆と同じものがいいかなと思い、不器用ながらひもを縫い付けた。

そして、おむつから服や靴、タオルに至るまで、あらゆるものに名前を書かなければならないので、抜かりがないか少し不安だった。

 

 

利用当日

預ける時

初めてなので慣らし保育が必要なのかと思いきや、不要とのことで、いきなり1日利用ができた。

 

利用時間は8:30~17:00ということで、意外に長時間だなと思ったが、お迎えの時間を確認された時、せっかくならと思い「16:30で……」と言ったところ、対応してくれた保育士さん2名が同時に顔を曇らせる。

 

保育士さん「最初なのでご飯食べられなかったりするかもしれないからね……。用事は何時に終わりますか?」

 

大食漢な息子なのでどんな状況でもご飯は絶対に食べるだろうと思いつつ、やっぱり遅いか……と思い、

 

私「特に用事はなくて、休ませていただこうかなと思っています。何時くらいがいいでしょうか?」

 

保育士さん「15:30くらいかな」

 

私「じゃあ15:30に来ます!」

 

という流れ。お迎えの時間の相場が分からなくてちょっとはずしちゃった感じ(笑)

特に用事がない場合は、おやつ食べたら帰るくらいがいいのかな。

 

 

息子はどんな感じで過ごすのだろう。

隠しカメラで見てみたい気持ちを抑えつつ、セブンイレブンのカフェラテを片手に帰路についた。

 

お迎えの時

15:30が近づき、お迎えに行った。

 

保育士さん「今おやつを食べているところなのでもう少し待ってくださいね」

 

しばらく待っていると保育士さんに連れられ息子登場。

私を見ても駆け寄ってくるでも、喜ぶわけでもなく、少しだけニヤリ。

なんやその「あぁ、あなたね」みたいな反応。

 

そして保育士さんがどんな風に過ごしたかを教えてくれた。

 

保育士さん「給食をですね、よく食べまして~」

 

私(やっぱり笑)

最初の「給食を……」を聞いた瞬間、「まさか、ひょっとして食べなかった!?」と一瞬思った私がバカみたいだった。

 

給食については一応、離乳食完了期のメニューでお願いしていたのだが、

 

保育士さん「丸呑みじゃなくてしっかり噛んで呑み込めているので、次からは乳児食でよさそうですね」

 

保育士さん「他のお友達のも欲しがってましたので……笑」

 

私「すみません、食い意地張ってて💦」

 

保育士「いやいやいいことですよ~」

 

 

案の定、大食漢を発揮していたようだ。

乳児食というのがどういうものかいまいちイメージできなかったので、念のため離乳食をお願いしていたのだが、おそらく息子にとっては柔らかかったり薄味だったりで物足りなかったのだろう。

面接の時に普段の食事の写真を見せておけばよかったかなと思った。

 

 

靴を履かせようとすると、見るからに土まみれ。

 

保育士さん「外でもよく遊びました」

 

めっちゃエンジョイしてるやん。

 

靴を履かせて帰ろうとすると、保育士さんの手を引っ張って外に行こうとする息子。

まだ遊びたいんかい。

ベビーカーに乗せた後もまだ遊びたそうにぐずっていたので、相当楽しかった模様。

 

 

利用してみて

大変だったこと

ぶっちゃけ、やっぱり手続きや準備はめんどくさい。

①申し込みの際、前日までに書類を取りに行くこと

 

②持ち物が多いこと(一時保育は置いておくことができないので特に)

 

③電話予約をし、利用前日までに利用申込書を記入しに行くこと

 

 

①についてはまぁ一回きりなのでいいのだが、②、③は預けるたびに発生するのでちょっと大変かも。

 

②については、最初は名前を書いたり裁縫したりがあったので余計に大変だったのかもしれない。次回からは忘れものさえないようにすればいいので少し楽になるかな。

 

③はちょっとどうにかしてほしい。

児童館の予約しかり、公的サービスは電話予約ばかりで少々うんざり。

ネット予約にすれば予約状況が分かりやすくてお互いwin-winでは?と電話が苦手な私は強く思う。

また、申込書については大した内容ではなく、ただ名前と住所、連絡先、利用日時を複写式の用紙に記入するだけ。

わざわざ時間を作って記入しに行く必要あるのか甚だ疑問。

全然当日の朝でもいいと思うし、なんならそもそも必要か?と思う。

まぁ必要だとして、予約同様、HP上にフォームを置いてポチポチするだけでよさそうな感じ。

この辺はお役所の紙文化のせいだと思う。

キャッシュレス同様、ペーパーレス化もがんばってほしい。

 

それでも、これらのめんどくささを乗り切った先にあるメリットはデメリットをはるかに超えているのは間違いない。

 

私の気持ち

預けるまでは不安と期待半々。

預けてみると、開放感と少しの罪悪感が入り混じった複雑な気持ち。

お迎えの時の息子の様子を見てからは、預けて本当によかったと思う。

 

私にとってはリフレッシュになったり、仕事ができたり、息子にとっては保育のプロである保育士さんや他のお友達と関わることができたり、私たちだけでは与えられない刺激を受けることができたりといいことづくめ。

まさにwin-winな状態。

むしろもっと早く申し込んでおけばよかったかもとまで思う。

特に、お迎えに行くまでに洗濯物を取り込んで畳んだり、晩ご飯の支度をしたり、お風呂掃除をしたり、といった一通りの家事を集中して済ませられるので、息子が帰って来てから心置きなく一緒に遊べるというのが地味にいいことだと思う。

普段は息子を気にかけながらの家事なので、スムーズに家事ができないことにストレスを感じたり、かたや息子が順調に一人遊びをしてくれていると家事は進む一方遊んであげられないことに罪悪感を感じたりと、どっちにしろストレスフルな状態になってしまう。

それが一時保育で預けることで合法的にノンストレスでマイペースに家事をすることができる。

ベランダの水やりも窓を開けっぱなしでできる。

こういうニッチ過ぎるけれど、普段は当たり前にできないことができるというただそれだけで幸せだと思った。

 

一時保育で預けたからと言って、特別に何かがしたいわけではない。

もちろん、映画を観たり、カラオケに行ったり、子連れで行けないようなレストランに行ったりしたいという気持ちもある。

でもこれらは表面的なことであって、本質はそこにはない。

子どもを預けることで生まれるのは、「自分の意思で行動できる時間」だ。

小さい子どもがいると、9割方、自分の意思で動くことはできない。

家事や外出はおろか、排泄だってままならない。

そんな、9割方アウト・オブ・コントロールな日々の中に一瞬だけ与えられる、コントロール可能な時間。

それをいただいているのだと実感した。

一時保育、実にありがたい。

 

 

なんにせよ、パソコンに集中して向かえるのは本当に嬉しい。

こうやってブログも書けちゃう。

これから少しずつ仕事も増やしていきたいな。

なにせ莫大な額の奨学金の返済があるからね☆彡

 

 

ただ、今まで一度も熱を出したことのない息子なので、風邪やら何やらをもらってこないかは心配だが、大食漢の免疫力に期待。

熱出したらきっとあたふたしちゃうだろうなぁ。

まぁ、病気をもらっても免疫がつくと思って看病しよう。