実る程こうべを垂れる稲穂かな

思ったことを気まぐれに書きます

9ヶ月になると育児の質が変わった話

実感として、なので科学的根拠があるわけではないのだが、9ヶ月になって明らかに育児の質が変わったと思う。

2歳の「イヤイヤ期」は有名なのでそれなりに心づもりしているが、まさか「魔の9ヶ月」があるとは思っていなかった。

 

 

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睡眠

息子の場合、2ヶ月に入った頃からほぼ夜通し寝るようになり、5ヶ月くらいまでは日々のルーティンをこなしていれば結構セルフねんねしてくれて、19時台には夫婦でゆっくり夕食を食べることができ、その後は自由時間という感じだった。

……のだが、8ヶ月後半あたりから徐々に雲行きが怪しくなってきて、最近ではセルフねんねなど夢のまた夢となっている。

とりあえず添い寝してみて這い出してぐずるようなら抱っこ、それでもダメなら夫が夜の散歩に連れていき、1時間以上かかってようやく寝かしつけ完了ということがもっぱら。

ひどい時は3時間くらいかかることもあり、夫婦共々ヘトヘトの毎日。

 

21時頃やっと寝ついたかと思えば、4時頃には泣き出し再度寝かしつけようとしてももう寝ないのでいつも夫が起きてくれている。

夫は仕事もあるので申し訳なく、本当は私が起きるべきなのだろうが基本的にロングスリーパー気味な私はなかなか起きられないのでついつい甘えてしまっている。

少し前までは息子が寝た後テレビを見たり、資格の勉強をしたりして0時頃就寝していた私たちだったが、こんな感じで息子が超早起きなのでとても身体がもたないということで、最近は22時半頃には就寝するようにしている。それでも私は起きられないのだが。

 

発達

7ヶ月の終わり頃からずりばいをし始め、ほぼ同時につかまり立ちもし始めたので、8ヶ月以降は運動機能の発達が急速に進んだ。

 

それと同時にさまざまな物事への興味関心も広がり、とにかく目につくものは手に取る、口に入れる、落とす……じわじわと目が離せない時間が増えていき、今では一瞬たりとも目が離せなくなっている。

 

テレビは電源がついていようがいまいが関係なくにじり寄って画面をペチペチ。

正面はローテーブルでガードできるのだが、左右はカバーしきれないので両側の角から攻められる。

そろそろアクリル製の画面カバーが必要かなぁと思っている。

我が家のテレビは数ヶ月前に買った55型の有機 ELなので傷つけられたらかなり辛いが、画面カバーは1.7万円くらいするらしく決して安くないのでまだ躊躇っている。

でも傷つけられた時の損失の方が大きいから遅かれ早かれ買うことになりそうだ。

 

また、取手のついた扉があればパタパタ開閉。食品入れや食器棚も開閉するのでついにダイソーの扉ロックを買って取り付けた。

 

育児は予想外のヒヤリハットの連続なのでできる予防はなんでもやっておかなければならない。

それでも防ぎきれない部分もあるのだが。

 

指差しっぽい動きは9ヶ月に入る頃からし始めたが、それ以外の両手「パチパチ」とか「バイバイ」はまだしない。

10ヶ月健診のチェック項目にあるので教えているがなかなか習得しない。

とりあえず焦らずに見守ろうと思う。

 

後追い

ずり這いをするようになった頃から後追いするようになった。

それまでも姿が見えなくなると泣くことはあったが、実際に動いて追われるようになると周辺の安全も確保する必要があるので精神のすり減りようが段違い。

正常な発達の証だと分かってはいても現実問題として、家事が全く捗らないので本当に大変。

目と手が足りない。マジで足りない。

自分の分身がもう一つ欲しいと本気で思う日々。

 

離乳食

5ヶ月から離乳食を始め、進みは順調。

息子はよく食べるので「食べてくれない」という悩みは皆無で、むしろ「もっとくれ」と泣かれることが多い。

基本的に手作りで、市販のベビーフードはお出かけの時に使うくらい。

冷凍のストックを作っておいて、毎回食材の組み合わせを変えている。

 

9ヶ月から3回食になったが今のところ特に問題なく進んでいる。

強いて言えば、授乳・ミルクの加減が難しいことが少し悩み。

息子はかなりしっかり食べられているので、ミルクを飲ませすぎるのもどうなのかと思い、授乳は1日1〜2回になっている(体重が成長曲線を突破するくらいの時期もあり、ドクターストップで(笑)、100ml〜120ml × 3回/日 をあげていたので元々少なめではあった)。

 

栄養的に問題がなければ卒乳になりそうなのだが素人判断はできないので、10ヶ月健診の時に聞いてみようと思う。

 

9ヶ月の大変さの正体

育児はそもそも大変なものなのだが、なぜ9ヶ月で育児の質が変わったと感じるのか。

一番の要因は【子供が自分の意思で動き出したこと】だろう。

 

動き出す前は育児というよりむしろ「介護」「お世話」に近い。

ほぼこちらの思い通りに寝かせたりミルクをあげたり、コントロールできていた。

 

ところが子供が動き出すと途端に「育児本番」になる。

完全にアウト・オブ・コントロール.。

自分とは別の人格・意思を持った人間と対峙しているという感覚。

一人の人間を育てているという実感が湧き、いよいよ育児が始まったのだなと痛感する。

 

育児は忍耐・我慢の修行。

息子が成人した時、私自身も人間としてひと回りもふた回りも大きく成長していたい。